850: おさかなくわえた名無しさん 2007/01/31(水) 15:12:33 ID:NwfH5xVU
中学生のときサマーキャンプでは恒例の「きもだめし大会」がはじまる時間。
先生たちが急に集まって、なにやら会議。待たされる私たち。

教頭きてみんなにこう行った。
「今回はきもだめし大会は中止です。みんなオバケとかはいないから安心して
寝なさい、残念だったね。怖いのは生きている人間のほうです。中止です!」 








男子が1チーム戻ってこれなくなった、叫び声が聞こえた、つれさられた
深夜の山のほうから不思議な音が聞こえる(わたしもみんなと一緒に聞いた)
先生たちがなにか怖ろしいものを見たらしい。マジでヤバイよ。

リアルにその夜は先生たちが集まって、会議になっていた。
朝方、男子たちが帰ってきた。憔悴しきってるのに、なにを聞いてもどこに
いたかなにをしてたかずっと後になっても教えてくれなかった。

それからずいぶんたって。三十路になった私たちは、同窓会をすることになった。
同窓会委員長で組んだ、立派になったオトコノコの友達とそのときの話題になった。

あれは怖かったね、なんだったんだろうね?


きもだめしの日は、夕食に飯ごうでメシを焚いたよね。

その飯ごうを磨くのが僕たち柔道部員だったんだ。
ちょっとふざけてたら、顧問○○教師から、全員なぐられて正座させられた
○○がキレて飯ごうをけりまくってさ。レンタルだから返さないといけないじゃん?
結局さ、俺たちと先生たちでさ、かなづちで形をととのえて磨いて、朝方にやっと元に戻せたんだよ。」

あんときのキレタ体育教師は手がつけれんでねー教頭でも静まらなかったんだよ。
まあ、絶対みんなにしゃべんなっていわれてたけど、もういいよね。

教頭先生、生きている人間って怖いですね。