850: 名無しさん@おーぷん 2015/05/02(土)02:46:54 ID:8KO
オカルト的な話なんだけど
私の父は三男で一番末っ子、祖母(チチの母)可愛がられて育った
祖母は長男家と同居していたが、子どもには発達障害があったこともあり、末っ子の父の娘である私をたいそう可愛がってくれた
私の父は三男で一番末っ子、祖母(チチの母)可愛がられて育った
祖母は長男家と同居していたが、子どもには発達障害があったこともあり、末っ子の父の娘である私をたいそう可愛がってくれた
でも私の父はオカルト宗/教にはまっていたので私は父が大嫌い
年一回父に連れられ祖母に会いに行っていたのも色々あり小3でやめた
伯母さんが私を歓迎してなかったのもあるし、従姉妹とは一回りも年が違ったのもある
私が大学生の頃、一週間ほど奇妙な夢を見た
私は知らない道に立っていて、シェパードのような、オッドアイの犬を連れている
どこからともなく聞こえる「会いに来て」との女性の声に向かって2人で歩いていた
最初は街の中を歩いていた
次の夢は町外れ
その次は山の中
更に私は川を見つけ
その川沿いを犬と一緒に下っていった
声はだんだん強くなり
やがて夕焼けに映える果ての見えない大河が見え
そして岸辺で二人の子供が小さな小舟のそばに立っていた
頭を丸め、肌が小麦色、服は着古したボロボロの布が一枚、兄弟のようだった
犬は二人に駆け寄って小舟に乗りこんだ
小舟はガタガタと揺れ、私を誘っているようだった
犬が離れると不思議と心にポッカリと穴が空いたような気がした
私は穴を埋めるように小舟に近づいた
2人の子どもは私に言った
「間に合わなかった」
「これ以上は進んではダメ」
「犬は連れて行くよ」
「あと一人乗れる、でもあなたを連れて行くわけにはいかない」
「さぁ、目をさまして」
「早く」
頭の中では私を呼んでいた声が「さようなら、さようなら」と告げていた
私は子どもたちに言われるがまま、世界がめまぐるしく切り替わり現実に引き戻された
深夜二時、家の電話が鳴り響き、祖母が天に召されたことを知らされた
そして同時に祖母に懐いていた、シェパードとの雑種のオッドアイの飼い犬が荒れ狂って息絶えたことを聞かされた
写真を見せてもらったら、夢の中の犬と全く同じだった
私は祖母の訃報から間をおかず大病を患い、3日ほど生死の境をさまよった
私の母がその後教えてくれたけれど、三途の川を渡る船には3人乗れるらしい
そして死にゆく人間は、寂しさに負けると2人連れて行ってしまうらしい
父から聞いたが、祖母は亡くなる最後の瞬間まで、私が贈った成人式の写真を握りしめていたらしい
その写真と一緒に祖母の遺体を燃やしたらしい
あの時2人の子どもが居なかったら、私は祖母の呼ぶ声で犬と一緒にあの小舟に乗っていたんだろう
年一回父に連れられ祖母に会いに行っていたのも色々あり小3でやめた
伯母さんが私を歓迎してなかったのもあるし、従姉妹とは一回りも年が違ったのもある
私が大学生の頃、一週間ほど奇妙な夢を見た
私は知らない道に立っていて、シェパードのような、オッドアイの犬を連れている
どこからともなく聞こえる「会いに来て」との女性の声に向かって2人で歩いていた
最初は街の中を歩いていた
次の夢は町外れ
その次は山の中
更に私は川を見つけ
その川沿いを犬と一緒に下っていった
声はだんだん強くなり
やがて夕焼けに映える果ての見えない大河が見え
そして岸辺で二人の子供が小さな小舟のそばに立っていた
頭を丸め、肌が小麦色、服は着古したボロボロの布が一枚、兄弟のようだった
犬は二人に駆け寄って小舟に乗りこんだ
小舟はガタガタと揺れ、私を誘っているようだった
犬が離れると不思議と心にポッカリと穴が空いたような気がした
私は穴を埋めるように小舟に近づいた
2人の子どもは私に言った
「間に合わなかった」
「これ以上は進んではダメ」
「犬は連れて行くよ」
「あと一人乗れる、でもあなたを連れて行くわけにはいかない」
「さぁ、目をさまして」
「早く」
頭の中では私を呼んでいた声が「さようなら、さようなら」と告げていた
私は子どもたちに言われるがまま、世界がめまぐるしく切り替わり現実に引き戻された
深夜二時、家の電話が鳴り響き、祖母が天に召されたことを知らされた
そして同時に祖母に懐いていた、シェパードとの雑種のオッドアイの飼い犬が荒れ狂って息絶えたことを聞かされた
写真を見せてもらったら、夢の中の犬と全く同じだった
私は祖母の訃報から間をおかず大病を患い、3日ほど生死の境をさまよった
私の母がその後教えてくれたけれど、三途の川を渡る船には3人乗れるらしい
そして死にゆく人間は、寂しさに負けると2人連れて行ってしまうらしい
父から聞いたが、祖母は亡くなる最後の瞬間まで、私が贈った成人式の写真を握りしめていたらしい
その写真と一緒に祖母の遺体を燃やしたらしい
あの時2人の子どもが居なかったら、私は祖母の呼ぶ声で犬と一緒にあの小舟に乗っていたんだろう
851: 名無しさん@おーぷん 2015/05/02(土)05:10:39 ID:rMj
>>850
バアちゃん…
バアちゃん…
852: 名無しさん@おーぷん 2015/05/02(土)06:50:44 ID:59u
>>850
最初に(チチの母)なんて書くからもう…
最初に(チチの母)なんて書くからもう…
853: 名無しさん@おーぷん 2015/05/02(土)08:46:38 ID:kgh
育ての親って意味なのかと思って話に入ったけど説明がなくて謎だった
が>>852で分かった
うちの毒親も執念深いから迎えに来るんじゃないかと怖くなったわ
あんな奴と逝きたくない
が>>852で分かった
うちの毒親も執念深いから迎えに来るんじゃないかと怖くなったわ
あんな奴と逝きたくない
855: 名無しさん@おーぷん 2015/05/02(土)09:39:39 ID:FFr
オカルト宗/教…
857: 名無しさん@おーぷん 2015/05/02(土)12:16:00 ID:IkX
850です、携帯からなのでIDが変わっています
>>852
ごめん、予測変換でちちと打つとチチが出るようになってるのに途中で気づいた
>>851
祖母には申し訳ないことをしたと思う
祖母のことはけして嫌いじゃなかった
けれど祖母は同居した家族が私のことを好ましく思っていないことは知ってたから、会いたいなんて我儘は言わなかった
祖母は原爆被害者でもあって苦労してきたことも知ってたのに、どこかで呼ばれていることを解ってて会いに行かなかったんだ
亡くなる前はもう痴呆も入っていて、私のことなんて忘れていると思ってた
最後の最後にそうじゃないと解って、思い出すと喉を締め上げられる
>>852
ごめん、予測変換でちちと打つとチチが出るようになってるのに途中で気づいた
>>851
祖母には申し訳ないことをしたと思う
祖母のことはけして嫌いじゃなかった
けれど祖母は同居した家族が私のことを好ましく思っていないことは知ってたから、会いたいなんて我儘は言わなかった
祖母は原爆被害者でもあって苦労してきたことも知ってたのに、どこかで呼ばれていることを解ってて会いに行かなかったんだ
亡くなる前はもう痴呆も入っていて、私のことなんて忘れていると思ってた
最後の最後にそうじゃないと解って、思い出すと喉を締め上げられる
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コメント一覧
三途の川の番人かなんかだったんじゃない?
賽の河原とかいって子供たちがいるとかいう話もある
溺愛末っ子の孫はかわいがるとか、どう考えてもクソババアなんだけど・・・
なんか同居の伯母がいい顔しないとか、さりげなく伯母を悪者にしてるよね
気持ち悪い
孫の幸せや長寿を望むんじゃなくてあの世へ一緒に連れていこうとしたしな
怖いバーさんだよ
トメは自分の子より、たまに遊びに来る弟(義弟)の子を可愛がる。
シュウ教やってるだけでも関わりたくないのに、そりゃいい顔しないわな。
子供心にも疎まれている感覚って分かるでしょ。その頃からの素直な感情を書いただけだと思うよ。
気持ち悪いのは伯母に肩入れするあなたの感情と、物書きを気取った報告者の文章だけだよ。
バカっぽい文章で統一しないといけないとは知らなんだ
※3よりも気持ち悪いのはこんなところで批評家気取ってご高説()垂れ流してるあなたなんだよなぁ
こういう表現、初めてみた
頃されそうになる、ってこと?
流れ的には「ムネを締め付けられる」という平凡な表現でいいと思ったけど??
ムネを締め付けられる思いではないのか
>喉を締め付けられる。
↑この二人ではないのか?
報告者も、深層心理ではクソだと思ってたんじゃね?
そりが合わなかった祖母に対して
ついでに忌々しい報告主も連れて逝けというのが本音。
簡単な呪詛ですよ。
むねじゃなくて喉にしたのも、報告者にとってはそっちの方がしっくりくる表現なんじゃないの?
むねより息苦しそうだし呪詛っぽいよね。
軽い気持ちで読み進めていたら久方振りに心底ゾッとした
はっきり言って、下手な「洒落怖」より何倍も怖いわ