165: おさかなくわえた名無しさん 2013/09/20(金) 12:27:36.73 ID:dyj4lyU5
大学時代、自他共に認めるストーカー気質の女Aがいた。
そいつはマジで自分で「私、ストーカータイプなんだよね。でも悪意は無いよ!」と、
にこやかに言っていたのでかなり驚いたわ。






気に入った相手には本当にどこまでもついて行っていた。
大学に入ってまずターゲットにされたのがかなりイケメンのBだった。
学食、教室移動、大学から駅までの道…ほぼ全てのBの行動についていっていた。
「一緒に行こう」と言えばいいものを、一言も言わず大体20メートルくらい離れてついて行っていた。
AはB以外の人にBのことをよく話していて俺も聞かされていたんだが、聞けば聞くほど怖かった。
「Bとは離れたくない。でも、近づきすぎも良くないでしょ。
高速道路で『車間距離は充分とりましょう』って書いてあるのを見て、ハッとしたんだよね。
近づきすぎも良くないんだなぁ…ってさ」とか言ってた。

変な所から教訓を得るんだなぁと思ったが、あながち間違ってることでもないので誰も何も言わなかった。
何か言ってAに変な解釈をされるのもアレなので、普段も「程々にしとけよ」としか言えなかった。

そして大学1年の終わり頃、Aが「Bに告白したらOKもらえたよ」とめちゃくちゃ平然とした感じで言ったので、
マジで何があったのかと思ったら、
「机にずっと前に貼ったシールがもうくっついちゃって取れなくて、
『ああ!一度くっつけばもう離れないんだな』って思ったんだ。
で、頑張って接近してくっついちゃいました、私たち」と言った。
信じられないを通り越して未知の世界の感覚だと思ったわw

だが、良いことなのか悪いことなのか分からんが何故かAとBは上手くいっていた。
これが一番驚いたことかもしれんわ。
AはBにスケジュール帳をプレゼントし、
「週末に一週間分の予定を書いて、月曜日に私に提出してね。毎週だよ」とか怖いことを言っていたようだ。

「これは多分、BがそのうちAに恐怖を感じて破局するだろうな」と、誰もが思っていた。
そしたら、彼らが付き合い始めて半年ぐらいの時にAが「ごめん、他に好きな人できた~」と言って、
あっさりすぎるくらいあっさり終了した。
マジでAの頭の中を覗いてみたいと思ったわ。