101: 名無しさん@おーぷん 2015/02/16(月)12:32:13 ID:9zu
小学4年生の頃の話。

当時、私には幼稚園の頃から仲良しのA子がいた。
A子はほわほわーっとしてる子で、我儘を言ったり怒ったりということがあまりなかった。
入学した頃は同じクラスだったけど、4年生になって変わった。
私は新しいクラスに友人もでき、A子とは会ったら挨拶する程度の交流しかなかった。







ある日の下校時、偶然A子と下駄箱の前で会い、一緒に帰ることになった。
私は色んなことを喋り、A子はいつもどおりにこにこしながら相槌を打っていた。
そのうち話すこともなくなって、無言で信号が変わるのを待っていたら、A子が「聞いてほしいことがあるの」と口を開いた。
A子はじっと信号を見たまま、ぽつりと「私死のうと思うの」と言った。
「クラスに私のことを苛める人がいるの」「先生に言われるとやめるんだけど、しばらくするとまた苛めてくる」
「たぶんあいつらは何も考えてないと思う」「私が死ねば、あいつらは苛めで人を殺した犯/罪者になる」
「そうすればあいつらの人生めちゃくちゃにできるよね」

A子は向こうを向いていたから、表情は見えなかった。
信号が変わって、A子は私を振り返って、いつもどおりの笑顔で「じゃあね」と言って歩いて行った。
私はしばらくその場から動けなくて、A子が視界から消えてからやっと信号を渡った。
一人で歩いているうちに、A子の言葉をようやく理解でき、豆腐メンタルだった私は歩きながら泣いた。
家について、私は母親にA子が言っていたことをそのまま伝えた。
その日私は、寝るまでずっとめそめそ泣いてて、翌日から数日間熱を出して学校を休んだ。

熱が下がって学校に戻ると、A子は学校からいなくなっていた。
先生やクラスの子に聞くと、「転校したよ」と言われた。
触れたらいけないような気がして、A子がどこに転校したのかとかは、誰にも聞けなかった。

今思うと、特に事件になってなかったから、A子はジサツはしていないんだろうと思う。
小学校名で検索かけてもニュースとか出てこないし。
たぶん、話を聞いた母親がA子親に連絡とって、結果転校という形になったんだと思っている。

いつもにこにこして優しかったA子が、淡々とジサツすると話していたことも、
小学4年生でそんな考えに至ったことも衝撃的だった。

102: 名無しさん@おーぷん 2015/02/16(月)13:54:23 ID:7Vc
>>101
いま生きてて幸せになっててほしいね
あなたが母親に言ったおかげで、ひとりの命が救われたと思いたい

その子もきっと誰かに気づいてもらって、止めてほしかったんじゃないかな