835: 名無しさん@おーぷん 2014/05/05(月)22:39:11 ID:upOB72eSw
同じような体験をした人がいないか調べてたらまとめに辿り着いたのでここで吐き出させてもらう
メンヘラ特有の自分語りというものだと思うから、嫌な人はスルーしてくれると助かる

先に言っておくが、まとめの記事のようにスカッとしたとかそういうのもない











私の家族は子供の頃から近所の幼馴染一家と家族ぐるみの付き合いがあり、さながら一つの家族のようで
その中でも一つ年上の幼馴染とは私が生まれた時からずっと一緒で、兄弟のように育った
幼馴染はとても優秀で、イケメンではなかったがそれ以外は絵に描いたような完璧な人間だった

その幼馴染とずっと比較さながら育った私は、褒められるということとはまるで無縁で
気付けば自分に自信を全く持てない、恐ろしく卑屈な劣等感の塊のような人間に育っていた


中学で幼馴染に同じ部活にはいらないかと誘われ入部したものの
顧問が今なら即クビになるような昔ながらの鬼教師で、なぐる怒鳴るは当たり前、しかも無責任という人間
先輩たちも幼馴染以外は今で言うDQNのようなタイプで、万引きを強要されたのを断って以降虐められるようになった

結局は練習中に倒れ、自律神経失調症を発症し不登校になり、中学は1年ちょっとしか通うことがなかった
顧問は私が苦しんでいる間、不倫相手を妊娠させたのが発覚し火消しに必死だったようで、その後顔を見ることも無く左遷された


中学を卒業した私は普通高校に通うだけの学力がなかったため夜間学校に入学
学校へ行くとき以外は部屋にこもるだけの引きこもり生活を送っていた

幼馴染は自分が部活に誘ったから私が不登校になってしまったと負い目を感じていたらしく
私に社会にでる準備をしてほしいと一緒にアルバイトを始めようと誘ってくれた

夜間学校に通っていた私の同僚はパートのおばさんがほとんどで、中には息子のようにかわいがってくれた人もいたが
モンスタークレーマーの対応をきっかけに店長が私を逆恨みし、
店長のとその不倫相手のパートのおばさんが私を辞めさせようと画策し虐められてしまった

結局、もともとメンヘラ気味だった私は人間不信、特に女性恐怖症になりアルバイトを辞め
その後しばらくして店長と不倫相手は関係がバレてクビになったそうだ
私はその頃から、不倫というものを嫌悪するようになっていた

長いがここまでが前置きになる

836: 名無しさん@おーぷん 2014/05/05(月)22:39:50 ID:upOB72eSw
その後、高校、大学となんとか卒業し、従業員20名ほどの小さな加工工場に就職
私は手先だけは極めて器用だったのと、学も資格も無かったが頭は悪くなかったため飲み込みも早く
働き始めて3年ほど経った頃には逸材として社長からも期待される存在になっていた

仕事が上手く行けば行くほど自信も少しずつ付き始め、生まれて初めて人生が楽しいと思えた頃
職場主催の花見大会に参加していた副社長の娘さんと仲良くなった

彼女は特別美人だとか可愛らしいとかそんな事はなかったが、
明るく元気で前向きで、まるで私に無いものをすべて持っているかのような女性だった

彼女は「父からあなたの話はよく聞いているから初対面って感じがしないね」と積極的に話しかけてくれ
同い年なのもあって話も盛り上がり、連絡先も交換してその後も連絡を取るようになった
最初は彼女の年の離れた妹が不登校になっている事の相談なんかをしているうちに親密になっていった

今思えば人生25年目での初恋だったと思う
25年間卑屈でつまらない人間だと自分で思い込んでいた私のことを、彼女はちゃんと認めてくれた
私はこの世界にこれほどの喜びがあるのかというほど舞い上がり、彼女にのめり込んでいった
その後、2年間の交際期間を経て結婚
メンタルの弱い私は彼女がプロポーズを受け入れてくれた時、ホッとした途端気を失ったくらいだった

その後の2年間は本当に幸せだった
ただ、二人で道を歩いているだけで幸せだということが以前の私には考えられなかった
仕事も順調で最愛の女性が隣にいるだなんて、不登校の頃に何度もじさつのシミュレーションをしていた事を思うと
まさに逆転満塁ホームランのような一発逆転だった

しかし、そんな幸せも長くは続かなかった

837: 名無しさん@おーぷん 2014/05/05(月)22:40:25 ID:upOB72eSw
私の30歳の誕生日が近づいた頃、家に帰ると玄関で妻が土下座をしながら待っていた
母が車で事故を起こした時に同じことを父にしていたので、私はてっきり事故を起こしたのかと思い
怪我はないかと焦ったが事故などではなかった。事故であって欲しかった

「ごめんなさい、浮気をしていました。それが相手の奥さんにバレてしまいました」

こういう時、目の前が真っ暗になるとか言うが、私の場合は妻が何を言ってるのか理解できなかった
謝り続ける妻を車に乗せ、よくわからないまま浮気相手の夫婦に連絡を取り、指定されたファミレスへ

浮気相手の男は見ただけでお人好しと分かる私とは正反対で、ワイルドで怖めの雰囲気
浮気がバレたからか青ざめてはいたがそこそこのイケメンだった
なんとなく幼馴染を思い出すような感じだった

よくわからないまま4者面談が始まり、浮気相手の奥さんが冷たい声で淡々と説明を始めた
浮気は半年前から続いていたこと、男はこれで浮気が3回目なので離婚すること、慰謝料を請求することなど
私はそもそも妻の浮気を信じていなかったので、「本当に浮気をしたんですか?」と聞いた
すると奥さんは封筒から探偵に依頼して集めたという証拠写真のコピーを取り出した

ホテルから妻と男が手を繋いで出てくる写真を見た私はショックで気を失い、気がついたら病院だった


私は病院のベッドの上で何故こうなってしまったのかいろいろ考えた

妻は私のことが好きではなくなってしまったのだろうか?
私のような卑屈な人間では満足できなかったのだろうか?
私が気づかなかっただけで、なにか不満があったのだろうか?
何が足りなかったのだろうか?何がいけなかったのだろうか?
やはり、私のような優しいだけのつまらない男ではダメだったのだろうか・・・?

ふと気が付くと、涙と鼻水で顔がベトベトだった
それでも妻のことは愛していた。それが逆に辛かった
最初は自分を責めてばかりだったが、次第に妻を信頼できなくなっている自分に気づいた
このまま考え続けると、いずれ私は妻の事を嫌いになってしまうと思い怖くなった

今までの人生の中で、最も幸せだったのは間違いなく妻と過ごした日々だった
私はその幸せな日々が嘘だったと思いたくなくて、これ以上考えるのをやめよう。死のうと決めた
今死ねば、これ以上妻を嫌いに、信用できなくなる前に死ぬことが出来る
まだ幸せのまま人生を終えれると思ったら、なぜか死ぬことに前向きになれた

838: 名無しさん@おーぷん 2014/05/05(月)22:41:04 ID:upOB72eSw
退院は気を失っただけだったのですぐだった

私は妻のことを出来るだけ考えないようにし、ずっとじさつの方法を考えていた
いろんなじさつの方法を考えたが、死ぬまでの苦しみや迷惑度を考慮した結果オーソドックスな首吊りに落ち着いた
首を吊ると首が伸びてしまうと聞いた事があったが、当時は身長も伸びてお得だなんて考えていた

退院後すぐに妻が義両親に説明するために実家に戻ったため、すぐにじさつの準備を始めた

廃品回収で使うビニール紐を何重にも重ね、頑丈なひもの結び方をネットで調べて首吊り用の輪を作り
妻のことをできるだけ考えないようにしながら書いたので簡潔な内容になったがちゃんと遺書も用意した
アパートの中で首を釣ると他の住民に迷惑がかかると思い、ネットでいい感じの雑木林を検索
家を出ようとした時に、子供の頃に父から聞いたある話をふと思い出した

それは、人が死ぬと筋肉が緩んでいろんな液が垂れ流しになるという話
死んだ後に、死体が排泄物まみれというのは片付けるであろう警察の人が可哀想だと思ったので
とりあえず出すものを出してスッキリしてから死のうとトイレに篭った

しかし、尿はすぐに出たが排便はなかなか出ない
中学の頃の自律神経失調症の影響か、以来ずっと便秘気味なのでトイレに篭ったままになってしまった

そのままトイレに篭っていると、実家に戻ったはずの妻と義両親が帰ってきた
義父とは同じ職場なので義実家も近く、私の様子も気になるので私のアパートで話をすることになったそうだ

机の上に首吊り用のひもと遺書を置きっぱなしにしていたので、妻と義母の悲鳴が聞こえ
私がトイレに入っていることが分かると義父はトイレのドアを無理やり壊し、私はトイレから引きずり出された
その後は3人に押さえつけられて、首吊りひもを作ったビニール紐でぐるぐる巻きにされてしまった


当時の私は死ぬことが最善策だと思っていた。しかも前向きな意味で死のうと考えていたから
じさつなんて馬鹿なことをやめろと言われてもいまいちピンとこなかった
多分、お腹が一杯になったらそれ以上食べるのをやめる感覚と似た感覚で死のうとしていた
当然話は平行線だったが、途中で妻が「なんでもするからじさつだけはやめて」と言った

今考えると妻の言う「なんでも」というのは離婚やお金、奴隷扱いとかそういうのを差すのだろうが
当時の私は「死ねるならじさつでなくてもいいのか!」と気付き「じゃあ私を殺してください」と頼んだ
妻や義両親がさらに怒り始めたが、私は「私を殺したら妻が殺人犯にってしまうからか」と考え
「じゃあ一緒に死んでください」と言ったところで、義父たちはこれはまずいとおもったのか
縛られたまま遠くの精神病院に無理やり連れられ入院させられた

839: 名無しさん@おーぷん 2014/05/05(月)22:41:57 ID:upOB72eSw
精神病院はじさつできないように刃物や長いひも状のものは一切なく
自由に外にでることすら出来ない環境だった
外の情報はあまり入って来ず、ただひたすらに暇だった
私は紙と鉛筆で、妻のことを考えないで済むようにひたすらに趣味の一つであるイラストを描く練習をした

しかし毎日何の代わり映えのない病院で過ごしていると、どうしても妻のことを考えてしまった
最初は私が不甲斐ないからだとか、卑屈でつまらない人間だから妻が浮気をしたと自分を責めてばかりだったが
どうしても考えれば考えるほど妻の事を信用できなくなっていく

今回が初めての浮気なのだろうか?
気づいていなかっただけで何度も浮気をしていたのではないだろうか?
私の事を愛してくれていたというのは嘘だったのではないか?
浮気だけではなく、薬をやっていただとか、殺人などのはん罪の前科を隠しているのではないか?
浮気相手と一緒に、騙されていた私のことを馬鹿にしていたのではないだろうか?

疑い出すとキリがなかった

気付けば妻との今までの思い出の全てが、嘘の上に成り立っていたのではないかと思うようになり
デートの時の妻の笑顔も、その裏で私を馬鹿にしながら笑っていたのかと思うと気が狂いそうだった
いや、多分もう既に狂っていたのだと思う

もう手遅れだった。私は妻のことを考えるだけで酷い吐き気や頭痛、腹痛に見舞われるようになっていった
幸いにも医者から妻と関わることをしばらく禁止されたため、面会に来た人から妻の様子すら聞くこともなかった



カウンセリングや薬での治療を半年ほど続け、私はじさつしようなどと考えることも無くなり退院することになった
しかし、妻への愛と不信感との板挟みになり苦悩しつづける毎日だった
妻を愛している、愛していなければならないという私と、妻のことがまったく信用出来ない私が混在していた
はっきり言って、自分が悲劇の主人公にでもなった気分だった。そう思わないとやってられなかった
悲劇の主人公にも、最後はハッピーエンドが待っているんだと思うことで気を紛らす毎日だった

退院後、事情を聞いた社長は「元気になるまでいつまでも待っている。いつでも戻ってこい」と言ってくれた
しかし、結局私は仕事場に復帰することは出来なかった
妻とのきっかけは花見大会だったとはいえ仕事場周辺だったし、アパートも生活圏もその周辺だった
仕事をして家に帰るというサイクルの中で妻のことを思い出し、とてもじゃないが仕事にならなかった
浮気されたことを免罪符に仕事場の仲間に迷惑を掛けたくなかったし
私がフラッシュバックで吐いているのを見て歯を食いしばっている副社長の義父をこれ以上苦しめたくなかった

社長のツテで新しい仕事を紹介してもらい、私は別の地域で働くことになった
新しい仕事とは言え、内容は似た感じだったのですぐに馴染むことが出来た

その仕事場の近くに新たにアパートを借り、一人暮らしで新生活を始めた
じさつを心配した私の親が車を売り払い、刃物や長いひもを持つことや、電車にのることを禁止された
趣味の料理ができなかったので悲しかったが、半年前の事を考えると仕方なかった

休日には私の家族や親戚、幼馴染やその家族、義両親や妻の妹らが私の様子を見にきてくれた
後に知ったが、じさつしないか心配でローテーションを組んで監視していたらしい
しかし、妻がそのローテーションの中に入ることはなかった

840: 名無しさん@おーぷん 2014/05/05(月)22:42:46 ID:upOB72eSw
新しい仕事場にも慣れてきた頃、義両親からそろそろ一度今までの精算をしないかと提案された
入院して以来妻と話すことどころか、妻の様子すら知ることもなかった
確かに今のまま、夫婦関係であるにも関わらず1年近く声すら聞くこともない環境はよくないと思い
約1年ぶりに妻と話をすることになった

その日には私の両親や弟、さらに幼馴染も駆けつけて義両親の家で話し合うことになった
私は妻に会うと間違いなく吐いてしまうと思ったので、2日前からウィダーインゼリーと飲み物だけで過ごした
話し合いの当日、両親と弟、幼馴染が車で迎えに来たが、私は吐き気と腹痛と震えが止まらなかった
対策をしていたので吐くものも出すものも無かったが、なんどもえずきながら義両親の家に向かった

久しぶりに見た妻は化粧もせず、白髪がぽつぽつと目立ち老けたような印象だった
そういう自分も、1年前と比べると15キロ以上痩せたので別人のように見えたことだと思う
妻は痩せこけて青ざめながら震えている私を見て泣いていた

話し合いが始まると、まず離婚についてどうするかと聞かれた
まず私自身がどうしたいか、正直に思っていることを話してほしいと義両親に頭を下げられた

私はここへ来てもまだ妻を愛していた。できればやり直したい
でも、きっとこれから先、妻を信用することが出来ない
妻が携帯を触っている時や、買い物に行く時、パートに行っている時
私が仕事をしている間や寝ている間も、きっと浮気をしていないか疑ってしまう
子供が出来たって、本当に私の子供かどうか信じることが出来ない
そんなのが一生続くのは、多分もう夫婦とはいえない
私が考えに考えて出した結論だった。ボロボロに泣きながら言ったと思う

私は義両親と妻に土下座をして、妻を幸せにできなかった事を許してください
私はきっと、妻を疑いながら生きていくことに耐えられませんと謝った
小学校の時以来息ができないほど泣いた。何を言ってるのか分からなかったかもしれない

義父は、君が謝るのはおかしい。◯◯(妻)は幸せになる権利など無い、本当に申し訳ないと土下座をした
妻と義母も泣きながら土下座をしていた

結局、私達は離婚することになった

841: 名無しさん@おーぷん 2014/05/05(月)22:43:35 ID:upOB72eSw
元義両親と元妻は慰謝料として700万に加え元妻がこの一年パートなどで稼いだ80万を渡すと言ったが受け取らなかった
裏で馬鹿な男だと思われてるかもしれないが別にそれでいいと思った
まだ元妻のことは愛していたし、今からでも幸せになって欲しかった

それに元妻の家族には感謝していた。元義父には仕事でとても世話になったし
義母や義妹は退院した後にかなり助けてもらった
慰謝料を受け取ると義妹が苦労して受かった大学を辞めなければいけないことも知っていた

浮気相手の男への慰謝料の請求は、義父が弁護士に相談した結果、私が元気になるまで保留になったとの事だったので
離婚になったことと精神病院に入院したこともあって慰謝料は500万で決着した

あれ以来妻には会っていない
元義妹が言うには、私が浮気相手への男へ請求した500万円と同額をパートで稼いで私に渡そうとしているらしい
受け取ってもらえるかわからないが、500万貯まるまで私に会わないし、会うことが出来ないとの事


先日、義妹が私では姉の代わりにならないでしょうか?と言ってきた

こんなメンヘラと同情心で付き合って、姉妹ともに不幸になる事もないと思い、元義妹には悪いが連絡を断つことにした
義妹はいわゆる腐女子で、元不登校だし私とはかなり気が合う仲だったが
きっと私が悲劇の主人公ぶって酔っているのと同じで、彼女もまた悲劇のヒロインぶっているのだろう
何よりもまだ元妻を愛しているし、恋愛はもう信じることが出来ない

これから先は仕事と趣味に生きようと思うので吐き出させてもらった

843: 名無しさん@おーぷん 2014/05/05(月)23:18:58 ID:wlFQ3ogXh
>>835

これだけの長文にも関わらず
すんなり読めた。
あなたは文章で何かを伝えるのがうまいと自分はおもう。
焦らずゆっくりね。

845: 名無しさん@おーぷん 2014/05/06(火)01:58:03 ID:MkDnbKFrj
>>841
連絡を絶つのって義実家そのもの?
何も言わずに連絡を絶ってしまったら、向こうが
あなたの思考基盤である「いじめに起因する不倫嫌悪」を知らないままになってしまうと思うから、
そこら辺だけは伝えておいた方がいいと思う。
義実家がここを見るとも思えないから。

だから、連絡を絶つなら絶縁状的な手紙を出してみてはいかがだろうか。

852: 835 2014/05/06(火)12:42:47 ID:aMMnGsAdE
>>843
>あなたは文章で何かを伝えるのがうまいと自分はおもう。
ありがとう、けど私の性格だと伝わらなさそうな文章になるなら書かないほうがマシという考えなので
ここに吐き出すというのはケジメ的な意味もあったし、読み返しながら書きなおして投稿させてもらったからそう見えるだけだと思う
本当はもっとグダグダやっていたと思う

>>845
元妻は私が不登校だったことやアルバイト先で虐められた事も知っていて不倫していた
それもあって合わせる顔がないのか元義両親や元妻は滅多なことでは連絡してこない

元義妹だけは個人的に交友があって、趣味も境遇も近かったので懐いてくれいたようだが
私と同じく中学で不登校になりそれ以来引きこもりがちなので間違いなく世間知らずだろう
少しずつ元義妹とは連絡を取る回数を減らしていこうと思っている

848: 名無しさん@おーぷん 2014/05/06(火)12:00:08 ID:aRMnJBF0M
>>835 あなたがこれから「楽しい」と感じることがたくさんあるように祈ります。

不倫ってパートナーの「健康な精神」を殺す所業だよね。
肉体は生きていても二度と元の精神に戻れない。二度と同じように笑えない。

842: 名無しさん@おーぷん 2014/05/05(月)23:15:02 ID:Rxq4EBBTG
壮絶に乙

297: 名無しさん@おーぷん 2015/01/02(金)22:58:46 ID:TzJ
どこに書き込んでいいか分からないから、以前別件で書き込ませてもらったここに書かせて貰う
私が元嫁の妹を、不登校から学校へ復帰させた時の話になるから、不登校の知り合いがいる人は参考になるかもしれない


元義妹は、小学生の頃からイラストを書くのが好きで、クラスメイトからもそこそこ人気があったらしい
しかし中学に上がってからは、他校出身の子に自分のイラストをオタクっぽくてキモいと馬鹿にされ
中学校に行くのが嫌になり、夏休みが終わっても学校へ行けず、そのまま不登校になってしまった

元義妹が不登校のまま、学校に一度も行けずに2年生になった春、私は元嫁を通じて彼女と面会した
最初はかなり警戒されたが、私が同じく不登校であったことや同じ趣味であるイラストの話などをしている内に
心を開いてくれ、徐々にだがある程度踏み込んだ話ができるようになっていった

ある時、義妹は私に『なぜ学校に行けと言わないの?』と聞いてきた

私は無理に学校に行く必要はないと考えており、不登校になったこと自体はそこまで後悔していなかった
学校に行かなかったことよりも、学校へ行っていない間、ずっと遊んでいたことを後悔していたからだ
私が学校へ行かず、家に篭って遊んでいたことで失ったものは多かった

・中学校で身につくはずの学力の全てと、勉強をする習慣
・学力が無いために狭まってしまった進路の選択肢
・一番成長する時期に運動しなかった事で、伸びなかった身長と体力
・クラスメイト達と培えたであろうコミュニケーション能力
・他の大多数の人間が当たり前に修める義務教育を、修められなかった事からの自信の喪失

他にも、失ったものは多かったと思うが、中学校に行かないで遊んでいた私は
人生においてあまりにたくさんのものを失った。いや、失ったというよりは自ら捨ててしまったのだが

298: 名無しさん@おーぷん 2015/01/02(金)22:59:45 ID:TzJ
特に、数学、英語といった積み重ねの重要な教科において基礎が出来ていないことに加え
中学で養われる、テストに向けて計画的に勉強するという習慣が全く付かなかった事が非常に大きく
高校、大学と進学しても、ずっとその事が私の足を引っ張ることになった

私はその事を義妹にゆっくりと説明し、学校に行かなくてもいいが
行かないのなら他のみんなが学校で学ぶことを、しっかりと身につけなければいけないと説いた

ただ、何の目標もご褒美もなしに勉強しろと言われても、やる気も出ないだろうと考え
私が不登校だった時、テストだけでも保健室で受けないかと担任に打診されたことを思い出し、義妹の担任に相談した結果
中間・期末テストを放課後に空き教室で受けられる事になり、それを目標に勉強していくことになった

ご褒美は、主要五教科の点数によってお小遣いを与えるというものとした
平日は午前10時から12時までの二時間の間、集中して勉強する習慣を付けることと、家事の手伝いをする事を条件に
平均点より上なら一教科につき5000円、平均点より20点上なら、一教科につき1万円
当然、勝手に親御さんに払わせる約束をするわけにも行かず、私が自腹を切ることになった

他にも勉強とコミュニケーションの練習の一環として、私に勉強を教えてくれるように頼んだ
中学生に教えてもらうのは恥ずかしかったが、人に勉強を教える事こそが勉強になると聞いたため恥を忍んだ
また、歴史の要素を含むゲームを一緒にやったり、休日には半ば強引にスポーツに誘ったりもした

元義妹は最初はテストだけでも学校にいくのは嫌だと言っていたが
お金に釣られたのか、危機感があったかは分からないが、テストごとに私から5万円を絞り取った
金銭的負担は厳しかったが、将来彼女が苦しむことを考えると、1000万円でも安いものだと自分に言い聞かせた

そして私は、義妹をとにかく褒めまくった

先述の通り、不登校の人間というのは学校に行けないことで、自分の事を社会不適合者だと思ってしまう
普通の人間が普通に通っている学校に行けない事で、常にマイナスの状態に自分があると思えてしまい、自信をどんどん失っていく

持論になるが、自分に自信が持てないというのは、生きていく全ての事でマイナスの要素にしかならない
なので、たとえ彼女が金につられて勉強しているだけだとしても、とにかく褒めることで自信をつけてもらおうとした

元義妹は、毎日2時間とはいえ集中して勉強する習慣がついていたため、学力も平均以上を維持し
自分の日々の努力がお金という形で証明されることが良かったのか、どんどん自信も付けていった

299: 名無しさん@おーぷん 2015/01/02(金)23:00:56 ID:TzJ
元義妹が3年になる前の春休みに、3年からは学校に行きたいが、クラスメイトからどう思われるかが気になると相談された

私が中学三年の三学期にようやく復学した時の体験談を交えて話し、そこまで気にされない事を説明すると
テストのご褒美制度を継続することを条件にだが、彼女は一年以上休んでいた学校に復帰することが出来た

その後、不登校だったため内申点はそこまで良くなかったらしいが、テストの点は良かったためなかなかの高校へと進学することができ
私が褒めまくっていた趣味のイラストやデザインの仕事をしたいと美術系の大学へ入学し、無事に卒業
中学生活の半分が不登校だったとは思えない、私が羨ましく思うほど順調な学校生活を送っていたようで
去年の春からはある程度希望通りの仕事に就き、毎日楽しそうに頑張っているようだ


そしてこの年末。私が実家に帰ると、今までのテストのご褒美と高校の合格祝いで渡した合わせて50万円を元義妹が用意していた
彼女は深々と頭を下げ、『私が自分で稼いだお金です。貴方のおかげで夢だった仕事に就くことが出来ました』と言ってくれた
私は10歳以上年の離れた義妹の前で、子供のように泣いてしまった

長々と書かせて貰ったが、本当はみんなに聞いて欲しかっただけなんだ
私みたいな頭も悪く、なにも誇るものがなかった人間に、やっと誇れるものが出来たと自慢したかった

元義妹は私に救われたと言ってくれたが、一番救われたのは私自身だったと思う

300: 名無しさん@おーぷん 2015/01/02(金)23:28:10 ID:ao4
>>299
全くどこから手を付けていいかもわからない存在をそこまでにしたんだから
決して頭悪い人ではないと思う。
新年から感慨深いお話を聞かせて頂きました。

…ゲスくて申し訳ないが、元がついてるくだり(別件?)がどこのどんなお話だったかも
知りたいと思いましたw

301: 名無しさん@おーぷん 2015/01/02(金)23:45:23 ID:TzJ
>>300
誘い受けのようになってしまい申し訳ありません

前に別件としてここで吐き出させて頂いたので簡単に言いますと
私が元義妹に構いすぎたため、元妻が浮気してしまったので離婚になりました

とても仲の良かった元妻と元義妹は仲違いしてしまい、今では顔を合わせることすら無いようです
せっかく順調な人生を歩んでいる元義妹には申し訳ないことをしたと思っています

320: 名無しさん@おーぷん 2015/01/04(日)00:26:01 ID:8AC
>>299
こんな事お聞きして申し訳ないが、元嫁さんは間男と同額の慰謝料をと働いておられたと
思うが、結局、それは無理だったのではないか?
なんとなく、その50万はそのあてつけも入ってるのではないかと思うのだが…。
それとも、元嫁さんは再婚したのか?
それに対する詫びなのだろうか?

321: 名無しさん@おーぷん 2015/01/04(日)00:42:26 ID:xeK
>>320
50万は本当に元義妹の感謝の気持ちで、元嫁はかかわってないのでは??

331: 名無しさん@おーぷん 2015/01/04(日)18:36:32 ID:kCw
>>320
以前の書き込みを読んでいただいたのですね
元嫁は現在家を追い出されて、一人暮らししていると聞いています
慰謝料と同額のお金に関しては必要ないと連絡しましたが、どうなってるかはわかりません

義妹からのお金は受け取りませんでしたが、あてつけのようなものではないと思います
ただ、離婚になった原因が自分にもあると責任を感じているようなので
慰謝料代わりのようなものだったのかもしれません
一時期は私が責任を取るなどと騒いでたりしてたくらいなので

342: 名無しさん@おーぷん 2015/01/05(月)00:11:54 ID:bVt
>>331
元嫁の家族とは完全に縁を切られて、次の人生を歩まれた方が良いのでは…。
貴方の精神衛生的にも、それが一番良いような気がします。
貴方なら、いつか良い縁に恵まれると思います。
頑張ってくださいませ。




元スレ:今までにあった修羅場を語れ【その7】
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1419081989/